熱中症の対策
熱中症対策として何より大切なことは、こまめに水分を補給するということです。
しかし勘違いしないでください。水分を補給するために多量の水を飲む方がいますが、実はこれは熱中症の原因となるんです。
人間の体の機能を維持するためには電解質が欠かせません。中学生の理科で習った、カルシウムイオンやナトリウムイオン、カリウムイオンといったものです。
人間が汗をかくとこれらが体外に排出されます。それらを補充するために人間は水分補給などを行います。
しかし水ばかりを飲むと、この電解質濃度が薄まり最終的には電解質異常を起こす危険もあります。そのため予防に最適とは言えません。
一番予防に有効的なのは、経口補水液です。薬局などに行けば安く手に入れることが出来ます。
また経口補水液がない場合は、スポーツドリンクでもいいのですが、スポーツドリンクは電解質がそこまで含まれておらず予防には最適だとは言えません。
意外かもしれませんが昆布茶やみそ汁には電解質が多く含まれているので予防に最適です。なので必ず、ご飯の時にはみそ汁を飲みましょう。
2つ目に風通しを良くし直射日光に当たるのを避けるということです。屋内にいる場合はカーテンを閉める、ブラインドを調整するなどするのが良いでしょう。
屋外に出る際は、日傘の利用や帽子をかぶることが有効といえます。また熱中症の発症する時間帯として12~15時が一番多いためこの時間を避けて活動するのもいいかもしれません。
体調が悪いなと感じた場合には、すぐに日陰や風通しの良い場所に移動し休憩してください。
その際に先ほど書いた経口補水液やみそ汁を飲むとよいでしょう。また、熱が上がってくるのを感じたら周囲の人に連絡し医療機関を受診しましょう。
熱を下げるのに体を冷やす場合には、膝裏、脇の下などのリンパが通ってる部分を冷やすと効果的です。少しでも体調が悪いと感じたら我慢せずに周囲に伝えて休むことを大切にしましょう。
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