熱中症とは

熱中症とは

熱中症と騒がれる時期がやってきました。いったい熱中症とは何なんでしょうか。熱中症とは簡単に説明すると、外気温の上昇や、過度な運動による電解質異常が原因となり体温が上昇していく健康障害の一つということができます。

 

この熱中症にはT度〜V度までの分類が存在し、U度で医療機関での治療が必要となり、V度になると救急車での緊急搬送が必要とされています。

 

以前までは屋外での活動や作業中に発症する人が多かったといわれていますが最近の研究では、屋内での発症者数も増えてきていることが分かってきています。

 

また、昔から言われていた症状だけではなく熱中症によって引き起こされる新たな症状があることから日本救急医学会では2007年に熱中症ガイドラインを策定して熱中症治療などの普及に努めてきました。

 

それと同時に救命率を向上させる働きとして、各都道府県や学校などで熱中症対策に関する講習会の開催や、熱中症と疑われる人に対して救急処置法などの啓蒙活動を行ってきており、熱中症に対する危機意識の育成が行われてきています。

 

しかし、残念なことに毎年、熱中症で救急搬送される人は増加傾向にあるということも事実としてあげられます。

 

「私は体力に自信があるから熱中症にはならない。」などと油断せず、「いつでもだれでも熱中症にかかる危険があるんだ」という認識を持ったうえで、日常生活のなかで予防をしながら活動していくことが大事であるといえます。


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