熱中症の診断方法

熱中症の診断方法

基本的に熱中症の診断は一般的には問診と診察によって行われます。またその人の重症度に応じて体温測定、血液検査、CT、MRI、心電図といった検査を行います。

 

血液検査では、血中内の電解質の測定を行います。また、重度の熱中症の場合は血液凝固異常などが起きることもあるのでそういったことも総合的に判断していきます。

 

CT,MRIでは、重症な熱中症の場合には、心臓、腎臓、肝臓、などの臓器の機能に異常をもたらすことがあります。ここでは画像診断によって臓器に異常がないかを判断していくのに必要な検査となります。

 

家庭でもできる判断方法としては2007年に発表された熱中症ガイドラインの症状別重症度判断表に基づいて、現段階での症状はどれなのかを判断するのが良いかと思われます。

 

判断表に基づいて判断を下し、必要であるならば医療機関に連絡し受診するなどの対応が必要となってきます。

 

また、ガイドラインに載ってはいないが熱中症かもしれないと疑われる場合には迷わず医療機関を受診することをお勧めします。

 

熱中症の場合には判断基準として何よりも体温が重要となってきます。熱中症かなと感じたら体温測定をしてみてください。

 

脇の下で計測して38℃以上ある場合にはU度の熱中症が疑われるため医療機関に連絡し同時に体温を伝えてください。

 

また、熱が上がってくると脈拍や呼吸数も増加します。呼吸数は成人で、12~15回(1分間)で、脈拍は成人で60~90(1分間)これらに注目することも忘れないでください、


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