熱中症になりやすい人

熱中症になりやすい人

主に熱中症になりやすい人は、向精神薬、利尿薬、降圧薬を服用している人などが発症しやすいともいわれています。また最近では世代によっても発症しやすい傾向があるといわれていますので紹介します。

 

若年者では特にスポーツ中の発症が最多となっています。発症場所としては、グラウンドや体育館となっておりグラウンドで発症した人の場合は重症化するリスクが低く、体育館での発症者は重症化しやすい傾向にあるということが分かってきています。特に2時間以上練習や活動をする場合には熱中症の発症度が高くなるため注意が必要です。

 

中年者では、屋外で発症する人が最多となっており職業別にみてみると、農林、土木、製造業といった肉体労働者に多く見られるということもわかってきました。

 

特に肉体労働者の場合は、高温多湿な環境で2時間以上作業を行う人で熱中症が重症化しやすくなっています。

 

高齢者では、屋内での発症が最多となっております。高齢者の場合は特に、温度調節機構の感度の低下、熱に対する感度の低下などが原因で熱中症になるリスクが普通の人と比べて1.5~2倍高いといわれています。

 

また、基礎疾患治療のために飲んでる薬の影響で熱中症になるということも珍しくはありません。

 

高齢者の場合は、エアコンを使わない人が多く、エアコンを使ってる同年代の人と比較しても熱中症の発症リスクは高いといえます。ほかにも、食事回数の減少などによる影響も十分考えられています。


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